動物病院の外科治療とは?

皆さんこんにちは。

埼玉県草加市の「川嶋ペットホスピタル」です。

動物病院にも、人間の病院と同じように、さまざまな診療科目があります。
といっても当院のように「街の動物病院」では、人間のように専門科目だけ診察するということはなく、多くの症状を診察します。

今回は、その中でも「外科」についてご説明します。

一般外科とは

動物病院での「一般外科」では、そこまで高度な専門性を問われない外科疾患の診察や治療を行います。
胃腸などの消化管、肝臓、胆のう、胆管、すい臓を扱う消化器外科や、子宮や精巣を扱う生殖器外科のほか、肛門外科、乳腺外科、けがなどを扱う外傷外科などがあります。

一般外科は当院のような街の動物病院でも行っている場合が多いです。
難易度の高い手術に関しては、他院の獣医師さんと連携をはかったり、大学病院や専門施設へご紹介をしたりして対応しています。

整形外科とは

「整形外科」は、人間の病院と同じで、骨・靭帯・筋肉・関節などの運動器官の病気とけがを診断・治療します。
当院では軟部外科、整形外科など、可能な限り対応しており、難易度の高い手術などは大学病院や専門施設へご紹介しています。

当院が力を入れているワンちゃんの「膝蓋骨脱臼」は小型犬に多く見られ、先天性の場合や、最近のご家庭で多く見られるフローリングの床で走っていることで起きやすくなります。
膝蓋骨脱臼であれば当院で手術が可能で、手術の頻度ももっとも高くなっています。
ワンちゃんの脚がおかしいと感じたら、早めにご相談ください。

その他の特殊外科

ほかにも、特殊な軟部外科手術や一部の神経外科手術を行う「特殊外科」もあります。
一般的な治療法では治療が難しい病気に対して、外科的な処置で回復が見込める場合には、この特殊外科で診断・治療を試みます。
特殊外科は、大学病院や専門施設で行われることが多いです。

当院では土日祝日も外科の診察が可能です

このように、動物病院の外科も多岐にわたります。
それぞれの病院で得意分野がありますが、まずはかかりつけの病院でご相談するとよいでしょう。

そのためにも、小さいうちから年に一度は健康診断を行うことが大切です。
とくに一般外科の範囲であれば、血液検査などで早期発見が可能で、身体に負担が軽く治療を行うことができます。
いつまでもワンちゃん・猫ちゃんが元気でいられるよう、飼い主さんが気をつけてあげてください。