予防医療でワンちゃん・猫ちゃんの健康維持をサポート
大切な動物たちの健康を守るためには、予防接種による伝染病予防が欠かせません。
当院では各種予防接種を行っています。一匹一匹の年齢や種類、ライフスタイルに合った予防をご提案いたします。元気いっぱいな若い頃から、年1回はワクチン接種を受けるのがおすすめです。特に免疫力が衰えやすい高齢期には、ワクチン接種が命を守ることにも繫がります。
生涯の健康づくりのためにも、予防医療を通して伝染病からワンちゃん・ネコちゃんを守りましょう。
予防接種の回数目安
ワクチン接種を受けることで免疫がつきますが、この免疫は時間とともに薄れていきます。そのため、定期的な接種が必要です。
ワンちゃんの場合は、子犬の頃に2~3回ワクチン接種を受けることになります。その後成犬になってからも、忘れずに定期接種を続けましょう。
ワンちゃんや猫ちゃんに接種がおすすめのワクチンについては、飼い主さんだけで把握するのは難しいものです。当院では適切なワクチンの種類、接種時期、接種回数などを丁寧に説明いたします。まずはご相談ください。
予防接種の種類
予防接種で使用するワクチンには「生ワクチン」と「不活化ワクチン」があります。
「生ワクチン」は、毒性を弱くした病原体を接種します。接種後には体の中で毒性の弱い病原体が増えて免疫がつきます。生ワクチンによって感染・発症を起こすことはありません。
また「不活化ワクチン」は、感染力をなくした病原体を接種します。安全性が高い一方、免疫力はあまり強くなく、効果も持続しにくいといわれています。
当院では、ワンちゃんには5種または7種混合ワクチンを接種しております。猫ちゃんには3種または5種混合ワクチンを接種いたします。窓口でも、予防接種がある病気についてのパンフレットや手帳を配布しています。詳しくはお問合せください。
予防接種の注意事項
【ワクチンアレルギーについて】
まれにワクチン接種後、アレルギー反応が起こることがあります。さらにごくまれに、アナフィラキシーショックという重篤なアレルギー反応が起きることもあります。接種後30分くらいは院内か病院付近で様子見をしましょう。
なお、「顔の腫れ」「蕁麻疹」「発熱」「元気がなくなる」「注射した箇所の痛みやこわばり」などの副反応が接種後半日~1日後に起こることがあるため、午前中の接種がおすすめです。
【ワクチン接種後の注意】
ワクチン接種当日はご自宅でも様子を見てください。注射後2~3日は激しい運動やシャンプーなどは避けて安静に過ごします。接種2週間後までは他の動物との接触を控えましょう。
なお、狂犬病ワクチンと混合ワクチンの接種は、4週間以上接種日を開けてください。