皆さんこんにちは。

埼玉県草加市の｢川嶋ペットホスピタル｣です。

ワンちゃんが、楽しそうにお散歩したり走ったりする姿を見ると、飼い主さんも嬉しくなりますよね。

しかし、腰を振ったり、足を引きずったりしながら歩くことはありませんか？

変な歩き方をしたり痛がったりすることがあれば、後ろ足の関節が脱臼している可能性があります。

こうしたひざのお皿が外れる状態を、膝蓋骨（しつがいこつ）脱臼といいます。

症状が重くならないうちに、早めに動物病院で診察を受けるようにしましょう。その際は、整形外科を得意とする動物病院を選ぶのがおすすめです。

動物病院の整形外科で診療するのはどんな病気？

整形は、骨や筋肉、神経など体を動かす運動器を扱う分野です。

動物病院の整形外科では、骨折や脱臼、じん帯損傷や骨の変形、関節炎などの疾患に対応しています。

「動く」ことは生きることです。ワンちゃん・猫ちゃんが健康で幸せに暮らせるよう、機能回復や骨の形態異常の矯正などを目的に治療と予防を行います。

整形外科疾患の中でも特に多いのが、ひざのお皿が太ももの骨から外れる膝蓋骨（しつがいこつ）脱臼です。

膝蓋骨脱臼は、猫ちゃんにも見られますが、ワンちゃんの整形外科疾患でとても多く見られる症状です。

ワンちゃんに多い膝蓋骨（しつがいこつ）脱臼

当院は、整形外科、なかでもひざのお皿が外れる膝蓋骨脱臼の手術を得意としている動物病院です。

この疾患は、ワンちゃん・猫ちゃんの後ろ足にある膝のお皿のような骨が、正しい位置から内側もしくは外側に外れてしまう整形外科疾患です。

先天的なものから、交通事故・高いところからの飛び降りなど、外傷が原因とされています。

ワンちゃんに多くみられる疾患で、小型犬だと内方脱臼（膝蓋骨の内側へ脱臼）、大型犬だと内方脱臼よりも外方脱臼（膝蓋骨の外側への脱臼）が比較的多く見られます。

症状が悪化すると、関節炎をおこし歩行困難になることがあるため、重症化する前に手術が必要です。

特に小型犬に多い疾患ですので、変な歩き方をしたり痛がったりしていないか、よく観察してあげてください。

膝蓋骨脱臼の手術をはじめ、気になる症状があるワンちゃんは、お気軽に相談してくださいね。