ワンちゃん猫ちゃんの避妊・去勢をおすすめする理由

皆さんこんにちは。

埼玉県草加市の「川嶋ペットホスピタル」です。

大切な家族であるペットの体にメスを入れることになる、避妊・去勢。

手術を受けさせるか、悩んでしまう方も多くいらっしゃるでしょう。

今回は、ワンちゃん猫ちゃんに避妊・去勢をおすすめする理由をご紹介します。

乳腺腫瘍を予防できます

初めの発情期が来る前に避妊をしておくと、乳腺腫瘍の発生率をグッと減らすことができると言われています。

もし、すでに発情期がきてしまっていても、避妊の効果はあるとされています。

ワンちゃん猫ちゃんの死亡原因の第一位は腫瘍(がん)で、なかでも乳腺腫瘍の発生率が高い、と言われています。

乳腺腫瘍はかならずしも悪性(乳がん)とは限りませんが、猫ちゃんの場合は、その80%が悪性であるとされています。

前立腺肥大・肛門周囲腺腫・会陰ヘルニアを予防できます

前立腺肥大、肛門周囲筋腫、会陰ヘルニアの発症には男性ホルモンの関与があるとされているため、若いうちに去勢することで予防が可能です。

前立腺肥大は、高齢の去勢をしていない犬に頻繁にみられる病気で、血尿から始まり大きくなると排便が困難になることもあります。

肛門周囲腺腫は、良性の場合去勢をすることで小さくなり、その後の再発も予防することができます。

会陰ヘルニアは、未去勢の雄の病気の代表で、進行すると排便や排尿が困難になったり、内臓が壊死してしまったりすることもあります。

精巣腫瘍・子宮蓄膿症の発症をゼロにします

精巣腫瘍は、雄犬で去勢していない場合、2番目に多い腫瘍です。

子宮蓄膿症とは、子宮内に菌が入ることで膿が溜まる病気なのですが、膿がたくさん溜まって破裂してしまうと、その日のうちに亡くなってしまうこともある恐ろしい病気です。

発情期には子宮の入り口が開くため、菌も侵入しやすくなります。

避妊・去勢を受けていなければ、どんなに清潔にしていても発症する可能性があります。

高齢になってからなることが多いため、手術のリスクも高くなりますし、若いうちに避妊・去勢で予防しておくほうがメリットは大きいと考えられています。

当院では、ワンちゃん猫ちゃんが健康に過ごせる未来を考え、避妊・去勢をおこなっております。

避妊・去勢に対する不安や悩みのある方は、お気軽にご相談くださいね。