高齢の犬猫にやさしい「ペットドック」
皆さんこんにちは。
埼玉県草加市の「川嶋ペットホスピタル」です。
ワンちゃんや猫ちゃんは、身体に異変があっても飼い主さんに話して伝えることができません。
そのため、明らかに見てわかる異常がない限り、病気に気づいてあげることができません。
そこで、多くの動物病院では「ペットドック」というものを実施しています。
今回は、このペットドックをご紹介します。
ペットドックとは
ペットドックとは、人間でいう「人間ドック」と同じだと考えていただけます。
定期的に身体を丁寧に調べ、病気の早期発見に役立てます。
また、病気になった際に、通常の身体の状態が把握できていれば、個体差に左右されずにいつもとどのくらい数値などが違うのかなどの参考にもなります。
当院では、おもに7〜8歳以上のワンちゃん・猫ちゃんを対象にして実施しています。
ペットドックの流れ
動物病院によってペットドックの内容に違いがありますが、ここでは一般的なペットドックで行うことを挙げておきます。
まずは飼い主さんへの問診と、視診・触診・聴診による身体検査を行います。
その後、血液検査、レントゲンや超音波による画像診断、尿・糞便検査などを行います。
検査結果は、病院ですぐに出る場合と、外部機関に委託して数日かかる場合があります。
もし異常が見られた場合には、その原因を探って治療に移ります。
希望検査について
当院では、先に挙げた基本の検査以外にも、飼い主さんからご希望があれば、内分泌検査(クッシング、甲状腺)、猫ちゃんにはウィルスチェック(猫エイズ、猫白血病ウイルス)を追加することも可能です。
若いうちは数年おきに、高齢になったら毎年行うというのもおすすめです。
いつまでも一緒に元気に過ごすために
もしワンちゃん・猫ちゃんが病気になってしまうと、病気になった子はもちろん、飼い主さんにも多くの負担がかかることになります。
ペットドックは治療ではありませんので、負担をかけることなく行うことができます。
毎年ペットドックを定期的に行うことで、病気になりかけている部分を改善することで予防したり、病気が軽いうちに発見して簡単な治療で治すことができたりと、ワンちゃん・猫ちゃんがいつまでも元気でいられる助けになります。
家族としてともに暮らすワンちゃん・猫ちゃんが元気でいてほしいと、飼い主さんであれば誰もが願うと思います。
このペットドックを毎年受けて、いつまでも元気で楽しく暮らせるようにしてあげましょう。
当院では、土日祝日も診療を行っていますので、平日は時間の取りづらい飼い主さんでも、ペットドックを受けていただけます。
お気軽にご来院ください。